弦について
音を出すもの(音源)はいろいろありますが、代表的な例として弦を考えます。弦とはバイオリンやギターに張ってある糸みたいなアレです。ここでは話を簡単にするために、1本の弦(モノコード)を考えます。弦はどんなはじき方をしても音色は変わりませんが、音の大きさと高さは変わります。
【音の大きさ】
弦をはじいて大きな音を出すにはどうすればよいでしょうか?大きな音を出すためには、例えば空気を大きく振動させればよいので、弦が大きくゆれればよいことになります。すなわち、弦を強くはじくほど音は大きくなります。

【音の高さ】
一方、高い音を出すにはどうすればよいでしょうか?高い音を出すためには空気を速くゆらせばよいので、弦のゆれを速くすればよいことになります。弦のゆれの速さは、弦の長さ、弦の太さ、弦の張る強さの3つが関わっています。
1、弦の長さ
長い弦と短い弦のどちらが速くゆれると感じますか?答えは、なんとなく感覚でも分るように短い弦の方が速くゆれ、よってより高い音が出ます。

2、弦の太さ
それでは、太い弦と細い弦ではどうでしょうか?これもイメージしやすいのではないのでしょうか。細い弦の方が速くゆれ、高い音が出ます。

3、弦の張る強さ
最後に弦の張りを考えます。これもイメージしやすいのですが、強く張った弦の方が弱く張った弦より高い音が出ます。

弦の長さ、太さ、張りの3つによって、音の高さが変わることをイメージで理解しておいてください。